ここから石山寺に向かってテクテク歩きます。
その前も何度か訪れたりしたので
久しぶりのお参りとなります。
足取りはとても軽やか・・
わくわくしながら歩いてます♪
琵琶湖の南に位置する瀬田川のほとり
穏やかな一本道です。
しばらく参道を歩いていると
右手に庭園が見えてきました。
朗澄大徳ゆかりの庭園
石山寺の東大門に隣接している小さな庭園で
自身の死後、鬼として寺や人を守る
石山寺屈指の僧侶の存在が
大変感動的でした。
庭園内は
すごく綺麗に整備されています。
日本遺産にもなっています。
瀬田川を見下ろす伽藍山の麓にあり
石の上に建つと言われているお寺。
聖武天皇の勅願により
761年、良弁僧正が開基しました。
西国三十三所13番札所
観音信仰の霊場です。
平安貴族の信仰を集めた
真言宗。
京阪石山寺駅から徒歩10分ほどでした。
国の重要文化財になっている
立派な「東大門」です。
1190年、源頼朝 寄進。
左右に並ぶ仁王像(金剛力士像)のお姿が
とても迫力があり圧倒されました。
鎌倉時代の仏師、運慶と息子の湛慶の制作によるものです。
木々の緑から新鮮な光を浴び
石畳の参道を一直線に進みます。
両脇にも様々な庭園がありました。
公風園 白耳亭
紅葉の時期には
素晴らしい景色が見られます。
拾翠園
休憩処です。
拝観受付を済ませ、さらに奥へと・・
入山料(600円)
くぐり岩
穴をくぐり抜けると願いが叶うと言われている大きな岩です。
パワースポットになっています。
池の鯉たちも、寒い中泳いでいました。
ほのぼの♪
龍の手水舎
石段を登ります。
67段あるそうで
日頃の運動不足がたたりそうですが
頑張って登ります(苦笑
吉祥天と善膩師童子が祀られています。
「石山寺縁起絵巻」より
源頼朝の家臣、
中原親能が和束(京都)で起こった反乱を鎮圧する為
石山寺に祈願参り。
すると目の前に毘沙門天が現れ
勝利に導かれたそう。
それぞれ由来があるんですね。
西国三十三ヶ所札所の
すべての観音様が祀られています。
御影堂
本堂へ向かいます。
少しの石段を登ると・・
「源氏の間」が見えてきました。
立派な本堂へお参りしました。
中の撮影はNGだったので、ここまでです。
経蔵
県下で最も古い校倉造りの蔵。
経典を収めています。
岩盤に座ると安産になると言われている
安産の腰掛け岩。
中々ユニークですね。
松尾芭蕉の句碑
多宝塔
源頼朝が寄進された偉大な多宝塔が見えてきました。
第一層は方形、第二層は円形の二重塔。
日本が誇る最高最美の多宝塔です。
芭蕉庵
平屋の茶室で芭蕉が何度も訪れた場所。
各地を旅して数多くの俳句や紀行文を残した
1,690年には「奥の細道」の旅を終え
近江国の「無名庵」に滞在し
その後、菅沼曲水の奨めでここ石山寺にたどり着く。
月見亭
近江八景の一つ
「石山秋月」も有名です。
若宮は、
手厚く密かにご供養されていました。
心経堂
如意輪観音像と写経を永久保存する為
1990年に落慶したお堂。
光堂
鎌倉時代の光堂を復興したもので
中には多数の仏像もご安置されています。
紫式部 像
四季折々の風景を眺めながら
源氏物語を書かれたんですね。
無憂園
とても広い回遊式庭園で
甘露の滝や朱塗りの橋が印象に残りました。
今の時期は自然を感じる場所として
リフレッシュするのに良さそうですね。
池の水が凍ってました。
この日は日中の最高気温 13度だったので
とても寒い一日でした。
庭園の奥に、赤い鳥居が見えてきました。
八大龍王社
独特の空気を感じる厳かな場所です。
なぜかすごく神秘的で
スピリチュアルを感じました。
鳥居をくぐると奥には「龍穴の池」が・・
大日如来の化身で
天智天皇の石切り場
天狗杉
千年杉 お神木です。
石山寺が創建された時から存在すると言われてます。
樹齢1200年以上ですね。
とても歴史を感じます。
密蔵院
島崎藤村が、自身の教え子との恋愛に悩み
思いを断つべく2ヶ月滞在した場所です。
心の底に鎮めた本音と向き合いながら
「ハムレット」を奉納しました。
精神を守り新たな道へと飛躍した
若き藤村の姿が垣間見られたような気がします。
人生いろいろですね・・
石山寺の境内はとても広く
所々にある石段と緩やかな坂道を上ったり下りたり・・
1周するのに少し時間を費やしますが
とても心が洗われた1日でした。
石山寺の名の由来となった
珪灰石の岩塊も素晴らしかったです。
他にも鐘楼や蓮如堂など
見どころ満載です。
牡丹園や梅園など四季折々の花で彩られ
一年中、自然豊かな環境を誇るスケールの大きにも
魅了されました。
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